虫歯が原因で、子供の歯(乳歯)の神経を抜いた場合どうなる?

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子供の虫歯は進行速度が早い

子供の虫歯は進行速度が早い根管治療とは、歯の中心にある「根管」内の神経を取り除き、洗浄・消毒し、無菌状態を維持するために薬剤を充填する治療です。
もちろん、虫歯にならないことが理想です。しかしさまざまな理由によって、虫歯の発見・治療が遅れ、神経にまで達してしまったときには、諦めるのではなく、根管治療によって歯の根だけでも残すことが大切です。歯を失ってしまうと、永久歯への影響もまた、大きくなるためです。
虫歯になりやすくなったり、歯並びが乱れてしまう原因になることがあります。

乳歯の根管治療の流れ

Step1.歯を削り、神経を除去する

歯を削り、神経を除去する局所麻酔をかけた上で、歯を削り、ファイルという器具を用いて根管内の神経を取り除きます。

Step2.根管の拡大

根管の拡大根管を徹底的に洗浄・消毒するための下準備として、細い複数の根管を、1本の太い根管にまとめます。

Step3.根管の洗浄・消毒・薬剤充填

根管の洗浄・消毒・薬剤充填根管内を洗浄・消毒し、薬剤を充填します。根管内を無菌状態にするため、この作業は何度か繰り返す必要があります。
最後に、歯としての噛む機能を取り戻すため、被せ物を取りつけます。

乳歯の神経を抜くことは永久歯 に影響はない!?

根管治療で乳歯の神経を取ることで、永久歯への影響を心配されるお声をときどきいただきます。
結論から申し上げますと、永久歯への影響はありません。神経を取ったとしてもきちんと治療を受けたのであれば、健康な永久歯が生えてきます。もちろん、神経もちゃんと備わっています。 一方で、虫歯で乳歯を失ってしまった場合、永久歯の生えてくる順番が乱れることがあり、こちらは永久歯の歯並びの乱れが懸念されます。

子供の歯(乳歯)の神経Q&A

乳歯の根管治療のときの痛み、治療後の痛みはありますか?

根管治療の際には、局所麻酔を行います。治療中の痛みはありませんので、ご安心ください。
治療後、周囲の神経が刺激されたことによる一時的な痛みが残ることがありますが、こちらも次第に軽減します。
なお当院では、表面麻酔や電動麻酔器の導入、極細の針の使用などによって、麻酔そのものの痛みの軽減にも努めています。また、笑気吸入鎮静法を併用することも可能です。

神経を抜くと、歯が変色するとききました。なぜでしょうか?

神経を抜くことで、歯に栄養が行き届かなくなるため、その歯だけが黒っぽく変色してしまうことがあります。
生え替わりによってきれいな永久歯が生えてきますので、ご安心ください。もちろん、その永久歯にはきちんと神経が備わっています。
見た目が気になるという場合には、歯に塗料を塗るという方法で対処できます。

根管治療は通院が多くなるとききました。なぜなのでしょうか?

根管治療後、根管内に少しでも虫歯菌が残っていると、内側から二次虫歯が発生する原因になります。これを防ぐためには、根管内の洗浄・消毒を何度か繰り返す必要があり、そのために通院回数が多くなります。
ただ、重度の虫歯に対して根管治療を行わないと、その歯を失うことになります。また、ただ抜けて終わり、というわけにはいきません。感染が歯の根にまで拡大し、歯茎に膿が溜まるなどして、永久歯への生え替わりに支障をきたすことがあります。

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