キシリトール&リカルデント

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キシリトールには虫歯菌の活動を抑制する効果があります

イチゴキシリトールは白樺や樫などの樹木を原料とする天然素材で、イチゴやラズベリー、バナナなどの果実に含まれています。キシリトールには砂糖と同じくらい甘味がありますが、砂糖とは分子構造が異なるため、虫歯の原因となる酸を作りません。歯垢(プラーク)をサラサラにして落としやすくしたり、虫歯の原因であるミュータンス菌の力を弱めて、数を減らしてくれたりする効果が期待できるとされています。また、キシリトールの甘味が唾液の分泌を促進してくれるので、初期の虫歯を修復する効果も期待できますし、唾液中のカルシウムを歯の弱い部分に運ぶ力もあります。

リカルデントには再石灰化を促進する効果があります

牛乳リカルデントは甘味料ではなく、ほぼ無味無臭の添加物です。牛乳に含まれる天然成分の複合体で作られたもので、歯の再石灰化を促進したり、歯質を強化したり、酸によって歯が溶けるのを抑制する効果などが期待でき、虫歯に強い丈夫な歯を作ることができます。なお、再石灰化の促進効果はキシリトールの2倍程度あるとされています。

キシリトール&リカルデントは毎日続けることが大切です

キシリトールやリカルデントは、摂取したからといってすぐに効果が現れるものではありません。毎日続けることで通常、2週間から1ヶ月程度で効果が出始めて、それを持続させるためには1~2年以上続ける必要があるとされています。
キシリトールやリカルデントだけで虫歯が予防できるわけではありませんが、歯科医院で取り扱っているものは一般で販売されているものよるも含有量が多くなっているので、毎日の習慣に取り入れることで虫歯予防をサポートすることができます。また、フッ素入りの歯磨き剤と併用することで効果を高めることも可能なので、おすすめです。

キシリトール&リカルデントの特徴

キシリトールとリカルデントはそれぞれ特徴が違いますので、それをよくご理解頂いた上で、お口の中の状態やご自身の状況などに合わせて使い分けることで、より効果的に虫歯が予防できる場合があります。

キシリトールの特徴

  • 虫歯の原因となる酸の材料にならないので、虫歯菌に酸を生成させない
  • 唾液の分泌を促進して、歯の再石灰化を促進する
  • 唾液中のカルシウムを歯の弱い部分に運んでくれる

リカルデントの特徴

  • 歯の再石灰化を促進する(キシリトールの2倍程度とされている)
  • 歯質を強化してくれる
  • 虫歯菌の酸によって歯が溶けるのを抑制してくれる

このようにそれぞれ特徴が異なりますので、例えば妊娠・育児中のお母様は、キシリトールを摂取してお口の中の虫歯菌を減らすことで、お子様への感染が予防できるようになります。なお、キシリトール・リカルデントともに安全な成分ですので、妊娠中に摂取しても問題ありません(ただし、リカルデントは牛乳由来の成分なので、牛乳アレルギーの方は摂取をお控えください)。初期の虫歯がたくさんある方は、キシリトールよりも歯の再石灰化を促進してくれるリカルデントを摂取することで、修復することが可能となります。
キシリトールとリカルデントには歯を虫歯から守る効果がありますが、あくまで補助的なものですので、「毎日摂取しているから大丈夫」とお考えにならず、歯科医院での定期メンテナンスやご自宅でのケアも欠かさないようにしましょう。

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