インプラントの寿命と
メンテナンス

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インプラントは10年以上
使い続けることも可能です

インプラントの10年生存率は90%以上

インプラントには寿命がありますが、適切にメンテナンスすれば10年以上使い続けることも可能です。世界トップシェアのインプラントメーカーの臨床データによれば、10年生存率は90%以上とされており、40年間、何の問題もなく使い続けたという論文も発表されています。つまり、きちんとメンテナンスすれば半永久的に使い続けることが可能だというわけです。
ただし、インプラントが長持ちするかどうかには個人差があり、患者様によっては3年程度で不具合が生じてしまうケースもあります。インプラントを長持ちさせるためには技術力のある歯科医院で治療を受けること、歯科医院で定期メンテナンスを受けること、そして患者様ご自身によるケアが重要となりますので、しっかりと管理してインプラントを長く快適に使い続けられるようにしましょう。

当院のインプラントは安心の10年保証

当院のインプラント治療には、 インプラント体(人工歯根)で10年間、上部構造(人工歯)で5年間の保証期間があります。患者様の不注意や不慮の事故など明らかに当院に責任がない場合を除き、きちんと当院で定期メンテナンスを受けて頂ければ無料で再治療・再製作・修理させて頂きます。

入れ歯・ブリッジの寿命

入れ歯の寿命

入れ歯の寿命患者様によっても異なりますが、入れ歯の平均寿命は3~5年程度とされています。作製してすぐはお口にぴったり合っていても、時間が経つにつれて顎の骨、残存歯、歯茎などが変化し、それに応じて入れ歯も調整したり、再治療したりしなければいけなくなります。

ブリッジの寿命

ブリッジの寿命患者様によっても異なりますが、ブリッジの平均寿命は7年程度とされています。虫歯や歯周病などによって支えとなる歯に問題が生じたり、補綴物が破損したりするなどして再治療が必要になります。

メンテナンスの重要性

インプラント周囲炎を起こして抜け落ちてしまう場合があります

インプラントのまわりには歯垢(プラーク)が溜まりやすく、これを放置すると 「インプラント周囲炎」を起こす恐れがあります。 インプラント周囲炎が起こると、歯周病と同じような症状が現れ、歯槽骨(歯を支える骨)が破壊されて埋入したインプラント体(人工歯根)が抜け落ちてしまう場合もあります。
インプラントは高額な治療ですので、せっかく費用をかけて入れたインプラントを失わないためにも、しっかりメンテナンスして長持ちさせるようにしましょう。

歯科医院で定期メンテナンスを受けるようにしましょう

インプラントを 「インプラント周囲炎」などのトラブルから守り、いつまでも快適に使い続けるためには、歯科医院で定期メンテナンスを受けることが大切です。患者様によっても異なりますが、3ヶ月に1回程度のペースでメンテナンスを受けるのが理想的です。
定期メンテナンスでは、インプラントと上部構造の連結具合や、 インプラント周囲炎の兆候、咬み合わせ、歯槽骨の吸収などをチェックします。特に インプラント周囲炎は歯周病と同様に、初期段階には自覚症状がほとんど現れませんので、定期メンテナンスを受けて早期発見・早期治療に努めるようにしてください。

ご自宅でのセルフケアも怠らないようにしましょう

歯科医院での定期メンテナンスも大切ですが、同じくらいご自宅でのセルフケアも重要です。通常のブラッシングはもちろんのこと、歯間ブラシやデンタルフロスなどの清掃補助用具も使ってお口の中を清潔な状態に保つようにしてください。当院でも患者様にブラッシング指導を行って、ご自宅でのケアの精度向上をバックアップさせて頂きます。

日常からできるセルフケア

インプラントを長く快適に使うためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。しかし同じくらい大切なのが、毎日のセルフケアです。

1.歯ブラシ

歯ブラシ歯と歯のあいだ、歯と歯茎の境目を重点的に磨きます。電動歯ブラシを使うのもおすすめです。
毎食後の1日3回、またできれば就寝直前の1回を加えた4回、丁寧に磨きましょう。
なお、上部構造(被せ物)、天然歯を傷めないよう、「かため」の歯ブラシは避けましょう。

2.歯ブラシ以外のオーラルケアケア

デンタルフロス歯ブラシだけでは、どれだけ丁寧に磨いても、60%程度の歯垢しか落とせません。
歯間ブラシ、デンタルフロス、タフトブラシなどを使って、除去率100%に近づけましょう。
歯間ブラシ

金属のワイヤーに毛がついており、これを歯間に通すことで汚れを落とします。サイズが豊富にありますので、ご自身に合ったものを選びましょう。最近では、金属のワイヤーを使用しないゴムタイプのものも登場しています。

デンタルフロス

糸状の道具で、両端を手で持って歯間に通すことで汚れを落とします。歯間ブラシが通しにくいという方におすすめです。ワックスタイプとノンワックスタイプがあり、ワックスタイプの方は通りが良くなっています。

タフトブラシ

通常の歯ブラシと比べて、ヘッドがとても小さくなっています。操作性に優れることから、奥歯と歯茎との境目などをきれいに磨くことができます。

3.歯磨き粉

歯磨き粉歯磨き粉については、研磨剤入りのものは避けてください。研磨剤入りの歯磨き粉は、歯の着色を落とすことを目的に使用している方が多いかと思います。確かに一時的には白くなりますが、わずかではありますが歯が削れてしまいます。そして傷つくことで、その後は逆に着色しやすくなるのです。
インプラントの上部構造特に、研磨剤入りの歯磨き粉はおすすめしません。
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