歯の病気を早期に発見するための検査

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歯の病気を早期発見・早期治療するために

歯の病気を早期発見・早期治療するために、当院では「虫歯の深さの測定」「レントゲン撮影」「歯周病のチェック」などの検査を行っております。虫歯にかかり一度歯を削ってしまうと、その部分が虫歯になりやすくなってしまうため、「歯を削る」→「虫歯が再発」→「また歯を削る」というサイクルに入り込んでしまう可能性があります。また、歯周病は一度かかってしまうと、完治させることはできないとされています。
こうしたことから、ご自身の大切な天然歯をいくつになっても保存し続けるためには、「病気になった歯を治療する」ことだけではなく、「歯が病気にならないように予防する」ことが非常に重要であると言えます。もし今、「歯がしみる」「口の中がネバネバする」「歯磨きをすると血が出る」などの症状をお感じであれば、すぐに当院までご相談ください。それは、病気にかかった歯からのSOSかもしれません。

こんな症状をお感じではありませんか?

  • 歯がしみる
  • 歯が痛む
  • 歯茎が赤く腫れている
  • 口の中がネバネバする
  • 歯磨きをすると血が出る口臭が気になる

どうして虫歯になるのでしょうか?

皆様は虫歯ができる原因をご存知でしょうか?「甘いお菓子を食べ過ぎるから」とお答えになる方も多いかと思いますが、これは原因の1つでしかありません。そのため、甘いお菓子を我慢するだけでは虫歯は予防できないのです。
虫歯は感染症の一種で、ミュータンス菌などの虫歯菌が食べ物などの糖から生成する酸によって歯が溶けてしまう病気です。虫歯菌はどなたのお口の中にもいる常在菌で、保有する菌の数は人それぞれ違います。数が多ければ多いほど、虫歯になりやすいと言えます。
また、人間には唾液や歯質などにより虫歯菌に抵抗しようとする力がありますが、これも人によって差があり、抵抗力が低ければ低いほど虫歯になりやすいと言えます。
そして食べ物がお口に入ると、2~3分程度で歯垢(プラーク)が酸性に傾いて、歯の表面を溶かし始めます。これを「脱灰」と言います。その後、唾液の力で20~40分程度かけて歯の表面を元通りにしていきます。これを「再石灰化」と言います。ここで重要なのが、脱灰は2~3分程度で始まるのに対して、再石灰化には20~40分程度かかることです。再石灰化で歯の表面が元に戻る前に食べ物が入ってしまうと、再び脱灰が始まって歯の表面がどんどん溶かされていってしまいます。つまり、ダラダラ食べや頻繁な間食などにより、お口の中に食べ物が入っている時間が長くなるとそれだけ虫歯になりやすくなるということです。
このように、虫歯は「虫歯菌」「糖分」「歯質」そして「時間」という条件や環境が整った時に引き起こされます。

虫歯の進行度合い

CO

C0歯の表面が、虫歯菌が産生する酸により浅く溶けた状態です。痛みなどの自覚症状はほとんどなく、フッ素塗布やキシリトールなどで改善可能な段階です。

C1

C1虫歯菌の酸により、歯のエナメル質が溶け始めた状態です。痛みなどの自覚症状がありませんが、歯の溝などに黒い小さな孔が見られるようになります。

C2

C2虫歯が歯の象牙質にまで進行した状態です。「冷たい物を口に含むと歯がしみる」などの症状が現れ始めます。

C3

C3虫歯が歯髄(歯の神経)にまで進行した状態です。この段階に至ると歯髄が炎症を起こすため、激しい痛みなどの症状を感じるようになります。

C4

C4虫歯の進行により、歯の目に見える部分のほとんどが溶けてしまった状態です。この段階に至ると、通常の治療だけでは改善させることが難しくなるため、抜歯なども検討しなければいけなくなります。

どうして歯周病になるのでしょうか?

歯周病はまず、歯茎が赤く腫れる「歯肉炎」から始まり、放っておくと次は歯周組織(歯茎、歯根膜、セメント質、歯槽骨)全体に炎症が広がり、「歯周炎」へと進行します。歯肉炎と歯周炎を合わせて歯周病と言います。
歯周病は歯周病菌に感染することで起こる感染症の一種です。歯垢(プラーク)という歯周病菌などの細菌の塊が歯と歯茎の境目に溜まると、歯茎が炎症を起こして腫れます。歯垢は柔らかいのでブラッシングなどで取り除くこと可能ですが、そのまま放っておいて2週間程度経過すると、唾液中のカルシウムなどと結合して石灰化し歯石となります。歯石はブラッシングでは取り除くことはできません。この歯石が大きくなると歯根膜が溶けて歯周ポケット(歯肉溝)内にも広がり、歯周ポケットが深くなったり、炎症が進んだり、歯槽骨の破壊が始まったりします。
歯周病は目に見えない細菌の作用による病気で、自覚症状はほとんどありません。「歯茎の赤みが濃くなった」「歯茎が腫れぼったい」などの異変をお感じになったら、そのままにしないで岸和田のくすべ歯科までご相談ください。症状が進行すると、最悪の場合、歯を失うことに繋がるケースもあります。

 歯周病の進行度合い

歯肉炎

歯茎が赤く腫れ、歯を磨くと血が出ることがあります。歯周ポケットの深さは2~5ミリ程度です。

初期歯周病

歯周病歯周ポケットが3~5ミリ程度まで深くなり、そこから血が出たり膿が出たりして、口臭を感じるようになることがあります。

中度歯周病

歯周病歯周ポケットが4~7ミリ程度まで深くなり、「歯が浮いているような感じがある」などの自覚症状が現れます。そのほか、「硬い物を噛むと歯が痛む・ぐらつく」などの症状も現れ始めます。

重度歯周病

歯周病歯周ポケットが6ミリ以上まで深くなり、歯を支える骨がほとんど溶けてしまい、歯の痛みやぐらつきなどが進行します。この段階に至ると、通常の治療だけでは改善させることが難しくなるため、抜歯なども検討しなければいけなくなります。

当院の検査メニュー

虫歯診断機

レーザーにより虫歯の深さを計測することで、治療が必要なのか、経過観察するべきなのかを正確に診断します。よく、「歯の溝が黒くなっているので、虫歯が進行しているのでは?」というお問い合わせを頂くことがありますが、必ずしもそうとは限りません。黒くなっていても、ただ汚れが付着しているだけの場合もありますし、CO(シーオー)といって、フッ素塗布やキシリトールで改善が可能な初期段階の虫歯である場合もあります。
虫歯診断機により、正確に虫歯の進行度合いを計測することで、虫歯=削るではない、天然歯の保存に主眼を置いた治療が可能となります。

歯周病検査

歯周病検査では、主に「歯周ポケットの深さ」「歯垢(プラーク)の付着度合い」「歯茎からの出血の有無」などを確認します。一般的に、歯周ポケットの深さが0.5~2ミリ程度が、健康な歯周組織であるとされています。口腔内カメラやレントゲン撮影などにより、歯周病の有無や進行度合いを検査します。

レントゲン検査

従来よりも被ばく量が少ないデジタルレントゲンシステムにより、患者様の口腔内の状態を詳しく確認します。撮影に際しては防護服をご着用頂きますので、妊婦様でも安心して受けて頂くことができます。

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TEL:072-493-8001お問い合わせ