子供が仕上げ磨きを嫌がる…何歳まで親が磨く?

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仕上げ磨きを嫌がる子供…仕上げ磨きをスムーズにするには?

仕上げ磨きを嫌がる子供…仕上げ磨きをスムーズにするには?お子様がご自身で歯磨きをするようになっても、できるだけ長く仕上げ磨きを続けてあげてください。
理想は、小学校4年生までの継続です。
しかし、さまざまな原因により、お子様が仕上げ磨きを嫌がることがあります。
小学校低学年くらいまではまだまだ自力で正しく磨くことが困難ですので、そこで仕上げ磨きをやめてしまうと、虫歯ができるきっかけになってしまいます。
このページでは、どのようにすれば仕上げ磨きを受け入れてくれやすいか、続けやすいかといったこともご紹介して参ります。

仕上げ磨きを嫌がる5つの原因

そもそも、なぜお子様は仕上げ磨きを嫌がるのでしょうか。改めて考えてみましょう。

仕上げ磨きの力が強く痛い

力が強すぎると、仕上げ磨きに痛みが伴います。仕上げ磨きはお子様のお口の健康を守るために欠かせないものですが、歯医者さんと一緒で、痛いと嫌われていまいます。
力が入らないように歯ブラシを鉛筆持ちするなどして、お子様の反応を見ながら磨いてあげてください。上唇の裏側にある上唇小帯が大きいお子様は、ヒダに歯ブラシのヘッドのプラスチック部分がぶつからないよう、注意してあげてください。

歯ブラシが硬い・ヘッドが大きくて痛い

歯ブラシの毛先が硬かったり、ヘッドが大きいことなどにより、歯茎に強い刺激が加わると、やはり痛みを感じます。
やわらかめの歯ブラシを選ぶ、ヘッドの小さな歯ブラシを選ぶなどして、対策してください。

仕上げ磨きのときに怒られた

仕上げ磨きのときに、「ちゃんと仕上げ磨きしないから虫歯になったんだよ!」「どうして嫌がるの!」といったふうに怒られると、仕上げ磨きとセットになって記憶されてしまいます。叱ることが必要な場合もありますが、少なくとも仕上げ磨きを頑張って受けているあいだは、楽しい時間を過ごさせてあげてください。

眠くて面倒くさい

大人でもそうですが、眠いと、ついつい歯磨きを面倒くさく感じてしまいますね。
食後すぐに磨く習慣をつけましょう。

自立心の芽生え

お子様は成長ともに「自分でできる・したい」という気持ちが芽生えてきます。歯磨きにおいても同様です。小学校に上がる頃には、「〇〇ちゃんは仕上げ磨きなんてしてない」といった主張をするなどして、仕上げ磨きを拒否することがあります。
ただ、それくらいの年齢になると、歯磨きやお口の健康の大切さをある程度理解することができます。「虫歯にならないため、大人になってから歯を失わないために大切なことなんだよ」ということを伝えてあげてください。
説明をせずに無理に仕上げ磨きをすると、やはり楽しくなくなってしまいます。

子供の仕上げ磨きは何歳までしてあげるべき?いつまでしたらいいの?

 

子供の仕上げ磨きは何歳までしてあげるべき?いつまでしたらいいの?

年齢を重ねるにつれ、お子様は歯ブラシを器用に使いこなせるようになります。
また、お口の健康への理解も進み、「ちゃんと磨こう」という意識も高まってきます。
そういった成長を考慮した上で、当院では基本的に、小学校4年生まで仕上げ磨きを続けていただくようお願いしています。ただ、お口の衛生状態、歯並びや生え替わりの状態によっても異なりますので、定期検診の際などに、目安となる時期をお伝えします。

仕上げ磨きの回数は?

仕上げ磨きは、毎食後行うのがベストです。また、おやつを食べるのであれば、さらにその直後のプラス1回が必要です。
ただし、幼稚園・保育園・小学校などがある平日、昼食後だけでなく、朝食後も現実的にはなかなか難しいかもしれません。そういった場合には、帰宅後の1回、夕食後の1回の計2回は必ず、仕上げ磨きをしてあげてください。
その他「こういった場合はどうすればいいの?」ということがございましたら、お気軽にお尋ねください。

仕上げ磨きのやり方 ・仕上げ磨きのコツ

仕上げ磨きは、毎日のことです。正しい方法で、お子様が楽しめる仕上げ磨きをしてあげましょう。

仕上げ磨きのやり方・ポイント

仕上げ磨きの基本的なやり方、ポイントをご説明します。仕上げ磨きのやり方・ポイント

お子様用の歯ブラシを選びます

必ず、お子様用の歯ブラシを選びましょう。大人用の歯ブラシはヘッドが大きいものが多いため、お子様の歯磨きには向きません。
痛がる場合には、その中でもヘッドの小さなもの、毛先のやわらかいもの使ってみましょう。

お子様の体勢は年齢に応じて

お子様の年齢に合った体勢で仕上げ磨きをしてあげてください。なお、お子様が立ったまま行うのは危険ですのでおやめください。

0~1歳は「抱っこ磨き」

お子様の頭の後ろを片手で支え、もう片方の手で磨いてあげます。このとき、お子様の片腕を、親御様の腋に挟むと安定しやすくなります。

1~3歳は「寝かせ磨き」

親御様が正座をし、その太腿のあいだにお子様の頭を置き、顔が上下逆さに見える状態で磨いてあげます。
正座ができない方は、あぐらでも結構です。

3歳以上は「座らせ磨き」

お子様を椅子などに座らせ、親御様が後ろまたは斜め後ろに立ち、磨いてあげます。座らせ磨きが難しい場合には、寝かせ磨きを続けてくださっても結構です。

歯ブラシの当て方は、自分の歯を磨くときと同じです
歯ブラシの当て方は、自分の歯を磨くときと同じです

歯ブラシは力が入り過ぎないように鉛筆持ちで持ってください。
歯の表だけでなく、裏側、奥歯の溝、歯と歯のあいだ、歯と歯茎の境目と、丁寧に磨いていきます。
歯ブラシは、大きくスライドするのではなく、小刻みに動かしましょう。

仕上げ磨きのコツ

お子様が仕上げ磨きを楽しく受け入れてくれると、親御様のご負担も軽くなります。

歯磨きそのものに慣れさせる

乳歯が生え始めたらまずはガーゼ磨きから開始しますが、慣れてきたら、歯ブラシによる歯磨きへと移行します。1日1回、1日2回と歯ブラシによる歯磨きの回数を増やしていき、無理なく慣れさせましょう。
一度習慣にしてしまうと、お子様は当然のこととして受け入れてくれます。

「仕上げ磨き=楽しい」というイメージを持たせる

好きなキャラクターの歯ブラシ・好きな香りや味の歯磨き粉を選ばせてあげたり、仕上げ磨きのときに親御様が優しく語りかけてあげたり、「歯磨きの歌」を流してあげるなどすると、お子様は「仕上げ磨き=楽しい」というイメージを持ってくれます。

なかなか仕上げ磨きをさせてくれなかった日も、終わったときには褒めてあげる

嫌がってなかなか仕上げ磨きをさせてくれなかったとき、しつこく叱ってしまうと、お子様は仕上げ磨きにも嫌な印象を持ちます。最終的に仕上げ磨きができたのであれば、しっかり褒めてあげましょう。

3分程度で終わらせる

長くじっとしているのは、お子様にとって苦痛となることがあります。3分を目安に、仕上げ磨きを終えられるようにしましょう。初めは難しく感じるかもしれませんが、歯科医院で正しい仕上げ磨きの指導を受ければ、3分できれいに磨けるようになります。

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