生後6～9ヵ月くらいで、まず下の前歯2本が生え始めます。
次に上の前歯2本、その次に上の前歯から数えて2番目の歯が2本と続きます。そして最後、2歳半～3歳頃に、奥歯（第二乳臼歯）が生えてきます。
あくまで平均・目安ですので、順番や時期がずれることはあります。

乳歯がすべて生え揃うのは、おおよそ2歳半～3歳頃です。そして6歳頃には乳歯が抜け始め、永久歯への生え替わりの時期を迎えます。
最初に抜けるのは、下の前歯です。それとほぼ同じ時期に、6歳臼歯という奥歯が生えてきます。その後、14歳頃までには、親知らずを除く永久歯が揃います。
なお、乳歯が生えてくるときと同様、乳歯が抜ける時期、永久歯が生える時期には個人差がありますので、多少遅くなったからといって心配する必要はありません。

乳歯の生え変わりのタイミングには、個人差があります。たとえば、乳歯の虫歯によって根っこが吸収してしまった場合や、抜歯した場合などは、その下の永久歯が早く生えてくることがあります。また、アルカリホスファターゼという酵素の不足によって骨・歯の形成に問題が生じる「低ホスファターゼ症」の方は、乳歯が早くに抜けることがあります。
少しでも気になることがございましたら、お気軽にくすべ歯科にご相談ください。

早い歯の生え変わりでよくあるご相談

乳歯が抜けたが、永久歯が生えてこない

乳歯が抜けたのに、その下から永久歯がなかなか生えてこないケースです。
多くは、その後きちんと生えてきます。ただ、中には永久歯の先天性欠如、過剰歯が原因になっていることがあります。
レントゲン検査によって永久歯の状態を調べる必要があります。

永久歯が生えてきたが、乳歯が抜けない

永久歯が生え始めているのに、乳歯が抜けないケースです。
乳歯がグラつき始めているようであれば、いずれ抜けるので心配はいりません。永久歯の位置がおかしくなると不安になるかもしれませんが、乳歯が抜ければ、永久歯は自然に正常な位置へと移動していきます。

左右で生え変わりのタイミングに差がある

左右の乳歯は、基本的にほとんど同じ時期に抜けます。片方のある乳歯が抜けたのに、もう片方の乳歯にグラつきもないという場合には、レントゲン検査によって永久歯の状態を調べる必要があります。