フッ素塗布

エナメル質を強化して虫歯菌から歯を守ります

フッ素フッ素とは、ワカメなどの海藻類やお茶、小魚などにも含まれている自然界の物質で、歯を虫歯から守る上で様々な有効な作用があります。欧米などでは水道水にフッ素を添加したり、お子様がフッ素の錠剤を内服したりするなど、歯を病気から守るために一般的に使用されています。日本でも予防歯科の中心的な学会である日本口腔衛生学会が、公式な見解としてフッ素の使用を推進しています。

虫歯予防のためのフッ素の作用

 歯のエナメル質を強化

フッ素を歯に塗布することで、歯の表面のエナメル質が強化されて、虫歯菌が生成する酸に溶けにくい歯へとすることができます。

再石灰化を促進してくれる

フッ素には歯の再石灰化(脱灰によって溶けた歯を元に戻す作用)を促進する効果がありますので、初期の虫歯であればフッ素塗布により治癒をはかることが可能です。

虫歯菌の活動を抑える

歯垢(プラーク)の中にフッ素が入り込むことで、虫歯菌の発育や生成する酸の量を抑制するなど、虫歯菌の活動を抑えてくれます。

歯が生え始めたらすぐにフッ素塗布して頂けます

乳歯フッ素塗布は、歯が生え始めたらすぐに受けて頂けます。乳歯が生え始める生後6ヶ月から、永久歯に生え変わる15歳程度までの時期は、歯がフッ素を取り込みやすい時期でもあります。この時期に年に2~4回程度のペースで定期的にフッ素塗布を受けて頂ければ、虫歯に強い歯にすることが可能です。

フッ素塗布の流れ

Step1歯のクリーニング

まずは歯をきれいにクリーニングして、歯にフッ素が取り込まれやすいようにします。

Step2歯の表面を乾燥

歯をきれいにクリーニングした後、エアーを吹き付けて歯の表面を乾燥させます。

Step3フッ素塗布

歯にフッ素を塗布していきます。塗布した後は、5分程度そのままにしておきます。

Step4フッ素塗布終了

フッ素塗布後は30分程度、うがいや飲食はお控えください。フッ素塗布は年に2~4回など、定期的に受けることで予防効果が高まるとされていますので、定期的に受けられることをおすすめします。

フッ素塗布の注意

フッ素塗布だけで虫歯が予防できるわけではありません

勘違いされる方もおられますが、フッ素塗布だけで虫歯が予防できるわけではありません。フッ素塗布はあくまで「虫歯になりにくくする」ための方法です。虫歯を予防するためにはフッ素塗布に加えて、歯科医院での定期的なメンテナンスや、ご自宅でのケアなどが必要となります。

フッ素塗布後、30分程度はうがいや飲食をお控えください

フッ素塗布を受けられた後は、30分程度、うがいや飲食を控えるようにしてください。

年に2~4回など定期的な塗布がおすすめです

フッ素塗布は年に2~4回など、定期的に受けることで予防効果が高まるとされていますので、定期的に受けられることをおすすめします。

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