短期間で理想的な歯の色・形に仕上げられます
「ホワイトニングでは歯が白くならなかった」「前歯のすきっ歯が気になる」「前歯の形のバランスを良くしたい」などのお悩みを解消してくれるのが、このラミネートベニアです。
ラミネートベニアとは、歯の表面(エナメル質)だけを薄く削り(0.5~0.7mm程度)、そこに薄いセラミックの板を張り付けることで、歯の色や形などをきれいに整える治療です。張り付けたセラミックの板が下の天然歯の色を反映させるので、より天然歯に近い色調を実現させることができます。歯を削らなくてはいけませんが、歯への負担を最小限に抑えて、短期間で理想的な歯の色や形に仕上げることが可能です。
ラミネートベニアの特徴
ホワイトニングよりも効果的に歯が白くなる
ラミネートベニアでは、歯の表面を薄く削ることで、ホワイトニングよりも効果的に歯を白くすることが可能です。
長期にわたって白さを維持することができる
削った部分に張りつけるセラミックはほとんど変色しないので、長期にわたって白さを維持することができます。
軽度の不正咬合であれば短期間で改善可能
前歯のすきっ歯など、軽度の不正咬合であれば歯を少しだけ削ることで改善することが可能です。通常の矯正治療よりも短期間で歯並びが整えられます。
きちんとケアすれば5~10年程度維持することが可能
ご使用状況によっても異なりますが、きちんとケアすれば5~10年程度維持することが可能です。ただし、メンテナンスを怠ると割れたりすることがあるので注意が必要です。
ラミネートベニアとホワイトニングの比較
ホワイトニングであれば歯を削らずに白くすることが可能ですが、テトラサイクリンなどの抗生物質の影響による変色などに対しては効果が期待できません。一方、ラミネートベニアであればこうしたケースでも、歯をご希望の白さにすることができる場合があります。また、ホワイトニングは比較的短期間で色戻りしてしまうこともありますが、ラミネートベニアであれば長期にわたって白さを維持することができます。
ラミネートベニアとオールセラミックの比較
オールセラミックでは、歯を削って被せ物(クラウン)を被せることで、歯の色・形・大きさなどを整えることが可能です。ただし、ラミネートベニアよりも多く歯を削らなくてはいけない場合があります。一方、ラミネートベニアでは歯の表面をごくわずか削るだけ(0.5~0.7mm程度)なので、ご自身の大切な天然歯を守りたいという方には、ラミネートベニアの方が適していると言えます。
ラミネートベニアと矯正治療の比較
ラミネートベニアでは、前歯のすきっ歯など、軽度の不正咬合しか治療することはできませんが、矯正治療と違い、短期間で治療を終えることが可能です。通常の矯正治療の場合、患者様の歯並びによっても異なりますが、治療を終えるまでに2~3年程度かかる場合があります。また、矯正装置を装着しなければいけませんが、ラミネートベニアであればそれも必要ありません。
ラミネートベニアの注意点
歯を削らなくてはいけない
ラミネートベニアでは、0.5~0.7mm程度とごくわずかではありますが、健康な歯を削ることになります。
セラミックが破損する場合がある
ご使用状況によっても異なりますが、張り付けたセラミックが割れたり、ずれたりする場合があります。こうしたトラブルは定期メンテナンスで防ぐことが可能なので、治療後も当院で定期メンテナンスを受けるようにしてください。
治療の流れ
1ご予約
お電話などでご予約頂いた後、当院までご来院ください。
2検査
精密な検査を行い、患者様の歯の状態を詳しく確認します。
3仮歯の歯型採取
検査を行った後、仮歯を作製するための歯型採取を行います。
4仮歯の装着
仮歯が完成したら、再度ご来院頂き、歯を削った部分に装着させます。
5技工物の作製
歯科技工士にラミネートベニアの作成を依頼します。当院では、歯科技工士が実際に患者様の歯を確認して作製します。
6ラミネートベニアの装着
ラミネーとベニアが完成したら、再度ご来院頂き、仮歯を取り外して装着させます。